大垣市に開発拠点を持つシステム開発のトビラシステムズ(名古屋市中区、明田篤社長)は2月から3ヶ月間、迷惑電話を拒否する装置「トビラフォン」を使い、愛知県警と共同で振り込め詐欺防止の実証実験を行う。
トビラフォンは加入電話に装置を接続すると、着信した番号をインターネットで振り込め詐欺など迷惑電話の番号のデータベースと照合、一致すると着信を拒否する仕組み。同社が開発、昨年6月からレンタルしており、契約者は約330件。
実験では、名古屋市緑区の50〜70代の100世帯にトビラフォンを無償提供し、振り込め詐欺防止の有効性を確認する。
愛知県警によると、愛知県内の昨年の振り込め詐欺の認知件数は369件、被害総額は6億2933万円。
岐阜新聞 2012年(平成24年)2月1日 水曜日