離れて暮らす親が元気でいるか心配になることがありますね。同居の場合でも、自分たちが仕事などで出払った後の異変のキャッチは難しいものです。体調を崩して寝込んでいないか、どこかで倒れていないか・・・。実際、ちょっとした段差でつまずいて転倒、あるいは階段を踏みはずしたという話を親から聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。
一方、高齢者を狙う悪質な営業マンが訪問したり、電話で勧誘したりするケースも増加しています。トラブルが生じる前に、日頃から親を見守る方法を考えておきたいものです。
「振り込め詐欺」などの被害がおさまりません。その被害額は昨年は全国で過去最悪の400億円を超えるという報道も。怪しい電話番号からの着信を警告し、ブロックしてくれる「迷惑電話チェッカー」について、ご紹介します。
「振り込め詐欺」や「電話勧誘販売」の被害者の82.7%が「自分はだまされない」と思っています。 「迷惑電話チェッカー」をウィルコムと共同で開発したトビラシステムズの明田篤さんは、祖父が電話勧誘販売の被害にあったことが開発の動機だと言います。
親世代を狙って次々に発生する手口に対して、「ウチの親に限って」「かかってきても断れる」と思いつつ、何らかの対策を取る必要性を感じている「オヤノコト」世代も多いのでは?
「迷惑電話チェッカー」は自宅の固定電話に接続して、迷惑電話をブロック。「すべての過程をシンプルにしました」というウィルコムの山田聖人さんの言葉どおり、取り付けは超簡単!
固定電話機と電話回線にケーブルを差し込むだけで、あとは自動で最新の迷惑電話番号のデータがダウンロードされます。
既に設置している方によると「かかってくる電話のうちの半分は投資やマンション、お墓などの勧誘電話で困っていました。迷惑電話チェッカーをつけてからは明らかにそういう電話が減りました」とのこと。親世代は「自分は絶対大丈夫」と思っていることが多いので、子世代から「気をつけてね」と設置するのもいいかもしれません。
ランプが青 | ランプが黄 | ランプが赤 |
安心して受話器を取って大丈夫です! |
誰からかわからないので注意! |
電話には出ない! |
オヤノコト.マガジン 2014冬 No.15 2014年(平成26年)1月30日 木曜日